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続・M1搭載「MacBook Air」レビュー

続・M1搭載「MacBook Air」レビュー

●昨日のつづき。

新しいMacBook Airをとても気に入っている。
欠点をさがすのが難しいほどこのマシンはよくできている。
詳しいスペックの紹介は省くが、M1チップは圧倒的に早い。
従来のインテル搭載MacBook Proの最上位機より今回のM1搭載MacBook Airのエントリーモデルの方が快適に動くのだ。

●動画編集のような負荷の高い仕事を毎日するならMacBook Proがよいだろう。
だが私みたく、動画編集はたまにする程度で文書作成やWebチェック、動画視聴などがメインであれば、MacBook Airで充分だ。

●M1チップのすごさはスピードだけではない。
バッテリー寿命も圧倒的なのだ。
例えるならアフリカ諸国の人たちの平均寿命(55歳)が日本の平均寿命(85歳)に伸びた感じだ。
今回のMacBook Airは最大18時間もバッテリーがもつ。
18時間ですよ、18時間。
もうこれ以上は必要がないほど。
「最大18時間」なので、一定の条件付きではあるが、電源のことをほとんど気にせず仕事ができる。
不思議なもので、それだけのことで人は仕事場所を転々としたくなるものだ。

●バッテリーについてもうすこし具体的にお話ししよう。
一昨日(火曜日)、午後からパソコンを使いはじめた。
14時から20時半まで、電源につながずに使いつづけたわけが、バッテリーは30%残った。
次の日もそのまま午前8時半から10時まで使ったら「残り10%です」と警告がでた。
警告のあと何分使えるかを試したくて、使い続けた。
するときっちり1時間後にパソコンが落ちた。
警告されてから1時間も使い続けられる安心感は大きい。
私の場合は、画面の明るさは70~80%程度で使ったが、もう少し落とせば更に伸びるだろう。

●雑誌『Mac Fan』の記者が午前9時からMacBook Proの従来機を使ったら午後3時に寿命が尽きた。
一方、最新MacBook Airは午前9時から午後5時まで使っても寿命が50%以上残っていたという。
8時間使って50%とは、相当節約上手な使い方だが、とにかくバッテリーがしっかりもつのは確かである。

●レティーナディスプレイによる発色も進化した。
今までのMacBookProもレティーナだが、並べて比較すると画質の違いがはっきり分かる。
同じレティーナで、同じ解像度なのに視認性が上がり、メールやWebの文字もくっきり読みやすくなった。
ディスプレイの印象をたとえて言うなら、私がiPhone6+からiPhoneXに変えたときのあの衝撃に近いものが今回もあったということだ。

●そうそう、マジックキーボードが復活したのもうれしい。
ここ何年かの主流だったバタフライキーボードも悪くないが、打刻感がどうにも浅かった。
わずか1ミリ程度の差だが、しっかり打ち込める感覚が復活し、タッチに安心感が戻ってきた。

●MacBook Airのボディーカラーは3色。
従来のスペースグレー、シルバーに加えて新色のゴールドが加わった。
ゴールドはMacBook Proにはないので、見る人が見れば、「あ、新しいMacBook Airだ」と分かる。
だから私はゴールドにした。

●従来のMacBook Pro(スペースグレイ)と比較してみると少しライトな印象がある。
新品のせいか、それともピンクに近いゴールドのせいか、少し恥じらいを感じる。

●新しいMacBook Airにも残念なところはある。
それはタイプC端子が二つしかないことだ。
従来のMacBook Proには四つあった。
充電用のほかにモニター接続やUSBハブ利用など、三つや四つの端子を使うことが多かったので残念だ。
今後はUSBハブ利用の頻度が増えそうだ。

●もうひとつ私にとって残念なことがある。
それは、「今年後半に新しいMacBook Airが出る」と報じられたことだ。
「え、もう?」という気分だ。
まだうわさレベルの話なので真偽のほどは不明だが、より一層薄く軽くなるようだ。
買ったばかりの私のマシンが最新のものである状態がすぐに終わるのは口惜しい。
Appleのやる気は充分わかったので、ゆっくりやってもらいたい。


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